平成28年 衣文はじめの儀 


平成二十八年 衣文はじめ

当流では、念頭にあたって一年間の有職故実・衣紋道の興隆発展を祈願し一門の研鑽を誓願する式典を執り行っております。本年も、一月二十三日、東京は赤坂見附のホテルニューオータニの鳳凰の間にて、恒例の「衣紋道高倉流 衣文はじめ」を挙行いたしました。
この式典に本年は、高円宮妃久子殿下、承子女王殿下の御光臨を賜り、両殿下には玉串まで御奉奠いただきまして、当流にとってたいへん大きな名誉となりました。
「衣文はじめの儀」に続く「お服はじめの儀」では、「直垂」をご披露しました。そしてその後は席を改め、妃殿下、女王殿下も引き続きお招きしての「直会」の宴となりました。
天皇陛下から当流宗家宗会頭に毎年賜る御料酒は、直会の席での献杯の折に御列席のさまにもお受けいただき、当流一門心から新年を喜んだことでございました。


本年の玉串は高円宮妃久子殿下 承子女王殿下
祭主 家元 二名のたかくら会代表の六名が供えました。


祭主より昨年の活動報告と 本年も益々の衣紋道の発展を祈念いたしました。
式次第については27年の衣文はじめの儀をご参照ください。


「衣文はじめの儀」に続く「お服はじめの儀」では、「直垂」を御披露いたしました。
本年は直垂と鎧直垂を同時にご覧いただき、その違いついてご説明をいたしました。
直垂は水干の代用として用いられた歴史があり、それ故に直垂には水干の特色をよく見ることができます。武家の装束として知られる直垂ですが、
そのルーツは公家装束にあり、有職故実を学ぶうえで大変に興味深い装束のひとつといえます。


別室において  高円宮妃殿下 承子女王殿下を囲み
家元 宗会頭 たかくら会会頭8名が楽しく会談いたしました。


「お服はじめの儀」終了後 列席者全員による記念撮影は2回にわけて撮影いたしました。

●集合写真 1
●集合写真 2
※ クリックしていただくと大きい写真でご覧いただけます。


前記の他
家元より許状の授与式が行われました。


許状授与者の皆様での記念撮影

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